佐々木亮

佐々木亮

島根大学国際交流センター 特任講師
専門分野: 国際人権法、EU法、多文化共生論、人権教育

青森県八戸市生まれ。東京外国語大学外国語学部ロシア・東欧課程ポーランド語専攻卒業後、中央大学大学院法学研究科博士前期課程、続いて、同博士後期課程で国際法学を専攻。この間、英国ヨーク大学ロースクール応用人権センター修士課程に留学。法学修士(LLM)。
跡見学園女子大学兼任講師(国際法、憲法、行政法、法学入門等を担当)を経て現職。島根大学では、地域連携や留学生の地方就職促進等を担当している。

 日本における外国籍児童の初等教育不就学や特別支援学校への入学の問題と児童の権利条約を中心とする人権条約の国内実施に関する研究、及び、中東欧の民族的少数者に対する差別の防止とヨーロッパ地域の人権保障制度の下での実質的な基本権保障等を研究課題とする。近年では、多文化共生や人権論の観点から、外国籍住民の増加に伴って生じる地域レベルの課題、ポーランドによって草案が作成された児童の権利条約の歴史的淵源にも関心を広げている。
 また、専門の国際人権法に加えて、高等教育ガバナンスに関する文部科学省委託研究、英国・フランスを中心に、ヨーロッパの教育制度や人権保障制度に関する共同研究に参加する機会を与えられ、英国ヨーク市、ヨーク人権都市プロジェクト(York Human Rights City Project)、ヨーク大学、サセックス大学、オックスフォード大学、高等教育研究所(Higher Education Academy)、フランス・ストラスブールのヨーロッパ評議会、ヨーロッパ人権裁判所、パリのルイ・ル・グラン高校、ヴェルサイユの私立聖ジュヌヴィエーヴ高校等での調査経験を有する。

主要業績:「差別の概念と特別学校への編入措置:D.H.ほか対チェコ事件(D.H. and Others v Czech Republic)」戸波江二ほか(編)『ヨーロッパ人権裁判所の判例II』(信山社、近刊);「ヨーロッパ人権条約における多様性の尊重人種・民族差別の規制-差別事由の階層化と『評価の余地』理論を手掛かりとして」北村泰三、西海真樹(編著)『文化多様性と国際法-人権と開発を視点として』(中央大学出版会、2017)73-97頁;「マイノリティに対する教育機会の保障と文化的多様性:ヨーロッパ人権裁判所の判例に見られる差異の承認」『比較法研究』78号(2017)206-211頁;「フランスの学校」秦由美子(編)『進学校における人間性涵養とリーダーシップ:日本と欧州3ヶ国から学ぶ』(広島大学高等教育研究開発センター、2015)103-108頁;‘The Right to Education in Japan: A Consistent Interpretation of the Constitution of Japan, Educational Acts and Human Rights Conventions’, Giovanni Pampanini (ed.), Right to Education and Democracy (CUECM, 2013), pp. 141-148.

戻る